EXVS2インフィニットブーストにおけるガンダムデスサイズヘル(EW版)についての考察
こんにちは。
先日からスタートしたインフィニットブーストにおけるガンダムデスサイズヘル(EW版)についての所感をつらつらと書いていこうと思います。
100%主観です。異論があるならかかってこいよ、デスヘルは道具じゃない!友達だ!!俺とデスヘルバトルで勝負だ!!!
※筆者のオバブでの使用回数があまりにも少ない為、前作から変わらない仕様を書いている可能性もあります。
※トレモ等で正確な数値を調べたわけではないので非常にざっくりとしたまとめになります。
インフィニットブーストでの変更点
通常時メイン射撃の仕様変更
・発生が高速化
・弾数が4発になり二連射が可能に
・メイン→特格キャンセルルートの削除
Nサブアシストの強化
・ヘビーアームズがミサイルだけではなくガトリングも撃つように
・アシストのヘビーアームズはその場で留まって弾幕を張る
ジャマーの仕様変更
・前作までは攻撃アクションをしてもジャマーを展開し続けていたものが、攻撃をするとジャマーを解除するように
・しかしクローク中のバルカンやアシストは対象外なので謎、不具合かも
・攻撃アクションの発生前に途中でキャンセルすると攻撃を出した判定にならずジャマーを維持可能
横特格の挙動変更
・ハイニューの横特格のような、相手に近づくと発生が速くなるタイプに変更
・この変更に伴い、移動距離が減少
クローク中でも通常時の特格が出せるように仕様変更
・今までのクローク中特格は射撃CSに移行。アメキャン出来る仕様はそのまま
・特格を押した時だけクロークが解除されるのではなく、特格を押した瞬間に通常時に戻る
クローク中に射撃CSが追加
・既に書いてある通り、トーラスを呼び出してBR3連射するアシストが射撃CSに移行
格闘の出し切りからクロークへのキャンセルルートの追加
・通常の格闘の出し切り、前派生や後派生からでも可能。BD格闘すらも可
・オーバーヒートでもキャンセルが可能な為、前派生出し切り→特射→前特格のようにオバヒでもコンボの完走が出来るように
以上が自分で使っていて気付いた変更点となります。細かい調整点はまだまだありそうですが、気付かないということはそれほど重要なことじゃないので問題ないでしょう。
まず結論から言えば、大幅な強化となります。
オバブまでのデスヘルに感じていた不満点のほぼ全てを解決した調整と言えるでしょう。
明確な弱体点と言えるのはクローク中に即座にアメキャンを出来なくなったことと、通常時メインから特格が出せないこと、横特で逃げられなくなったことでしょうか。
しかしこれらの変更点は単なる弱体化に留まらず別の強みをちゃんと与えていると言えるでしょう。
これからはそれらの変更点についての自分の感想を書いていきます。
まずは通常時メイン射撃の仕様変更について。
メイン射撃の発生が高速化した事によりこれまで取れなかった場面を取れるようになりました。
さらには二連射出来て後格へのキャンセルルートも据え置きなので、一射目から命中すればオバヒでもアシストを使ったりセカインをせずともダウンを取れるようになりました。
今までは発生が遅すぎて相手の着地に合わせるのが難しく、近距離でしか機能しない武装なのに近距離で足を止めるのはリスクになる、しかしこのメイン射撃を使わないと無視や強引な着地を通されて不利になるので使いたくはないが使わざるを得ない……そういう武装でした。
前作まで存在していたメイン→特格のキャンセルルートはその弱点を補うためのものでしたが、ぶっちゃけメインからキャンセルで出すくらいなら普通に特格を連打していたので赤ロック保存で上の相手により食いつくように当てる時にしか使いませんでした。
ですが今作のメイン射撃は違います。
発生が早くなったというのは本当に偉大です。
足を止める時間が短くなり、相手の着地を取りやすくなる。これだけで近距離での圧力が上がります。
このメイン射撃自体の威力や補正は普通のBRと変わらないので、これを当ててから火力が取れるというわけではありませんが、射撃でダウンを奪うことが出来るというのは格闘機に取って非常に重要なことです。
このメイン射撃の強化により、相手はデスヘルを無視することが難しくなりました。
今まで至近距離に来るまで無視が安定だったデスヘルに革命を起こした武装と言えるでしょう。
次はNサブアシストの強化について。
ヘビーアームズが今までより強い弾を撃つようになりました。
この強化が一番わかりやすい変更点かもしれません。
今までのNサブはミサイルを数発撃つだけ、当たっても全弾ヒットしないと強制ダウンはせず、おまけに全弾ヒットした所で与えられるダメージは100ちょっと、ダウン属性もよろけではなく奥にふっとばすタイプなので数発当たったのを見てからの追撃も困難、しかしデスヘルの射撃の中では誘導と射程がある方なのでこれを使わないと取れない部分もある……そういう武装でした。
ですが今作のNサブは違います。
火力が低いのは変わりありませんが、圧倒的にダウンが取りやすくなりました。
ガトリングとミサイルはどれも1ヒットよろけであり、通常のよろけ属性、さらには撃つ弾が多いので途中から当たってもほぼ確実にダウンまで持っていける、デスヘルの持つ射撃武装の中ではダントツで当てやすい武装へと変貌しました。
武装の性質としては初代が出すガンキャノンの連射アシストが近いでしょう。射線を形成するので自衛にも役立ちます。
相手が盾をしようものならめくりに行くのも容易であり、何より誘導もちゃんとあるのでステップしなければ必中とまでは言いませんが、相手に回避を強要することが出来ます。
Nサブアシストで相手のBDを使わせて強化されたメインや格闘で取るというような動きが現実的に可能になったのは非常に大きいです。
今はイニブが稼働したばかりで対面がデスヘルとの対戦経験が少ないということもあるでしょうが、多少バレた所で強い武装であることは間違いないと言えるでしょう。
メイン射撃とNサブの強化により、インフィニットブーストのデスヘルは射撃戦が出来るようになりました。
次はジャマーの仕様変更について。
単純にほぼ昔のジャマーに戻ったと考えて良いと思います。
オバブのずっとジャマーを張りっぱなしという仕様も悪くはありませんでしたが、任意のタイミングで解除出来ないため一度使ったらしばらく使えなくなるのが弱い点でした。
今作のジャマーは攻撃アクションさえすれば任意で解除されるため細かい場面で使いやすく、相手の覚醒や強化に合わせやすくなりました。
前作とジャマーの発動時間が変わらないとすれば6秒という誘導切り武装の中でもトップクラスに長い時間を透かすことが出来ます。
これは今作の追加要素であるオーバーリミットの使用時間である10秒のうち半分以上を凌げるということであり、もちろん自分がオーバーリミットで攻めに使うことも出来るため、システム面でも噛み合っていると言えるでしょう。
次は横特格の挙動変更について。
今までは一定の距離を進んだら格闘アクションに移るという武装でしたが、今作からは相手が近ければその分発生が高速化するハイニューの横特系の武装になりました。
それに伴って緑ロックで振ってもあまり移動しなくなり、横特連打による逃げが封じられたのが弱体化した点と言えます。
しかし今までより圧倒的に相手に当てやすくなりました。
特にこちらが覚醒やオーバーリミットを使って攻めている時に相手が盾をするのを透かして捲ることが出来るのが強いです。
それ以外でも横格闘とは違った吸い付きを見せるため、相手の移動を読んで振れば今までのデスヘルでは取れなかった場面も取ることが出来ます。
簡単にまとめるなら逃げが弱くなった代わりに攻めが強くなりました。
この武装に関しては単純な強化や弱体化とも言えない、プレイヤーによって評価が異なる変更点と言えるでしょう。
次はクローク中でも通常時の特格が出せるように仕様変更について。
これは純然たる強化と言えるでしょう。
今までのクローク中は判定の強いN格闘やアメキャンはあったものの、盾が出せないということもあり鞭系の武装や単純な格闘連打にも弱いという弱点がありました。
今までのデスヘルはクローク中に機動力が下がるうえに赤ロック距離が短くなるがクローク中のメイン射撃であるバルカンが弾として質が良いので至近距離が弱い形態で何故か前に行かなくてはならないという意味不明な機体でした。
しかし通常時の特格をそのまま出せるようになったため、鞭や格闘連打に弱いという弱点がほぼ無くなりました。
バルカンからの追撃もしやすくなって火力も伸ばせるようになり、何ならこれまでのデスヘルを知ってる相手はクロークをナメているので自分からデスヘルの特格が機能する距離に近づいてきてくれたり、鞭系の武装を雑に振ってくるので後特のカウンターを合わせやすくなる……ということも起きるようになっています。
この仕様変更も非常に大きく、これまでより相手にリスクなく接近してバルカンを擦れるようになったと言えるでしょう。
欲を言うならバルカンからのキャンセルルートがあればより隙が無い強さを持てたと思います。
次はクローク中に射撃CSが追加について。
オバブまでのクローク中特格がクローク中の射撃CSに移行しました。
アメキャンも据え置きなので無限にアメキャンが出来る……と言えば一見何も文句のない調整に見えますが、咄嗟にアメキャンして回避することが不可能になっています。
通常時のCSゲージを引き継ぐ仕様でもないので、通常時で射撃CSを貯めて特射からのセカインで落下するような芸当も出来ません。
地味にチャージの時間も長いので取り回しが悪くなった、というのが正直な感想です。
ただ、代わりに得たクロークから特格が出るという変更点が大きすぎるので文句は特にありません。
バルカンを主体に立ち回ればセカインで気軽に落下出来ますし、弱体化だと騒ぐほどのものでもないと言えるでしょう。
次は格闘の出し切りからクロークへのキャンセルルートの追加について
追加とは書きましたが、オバブwikiを見た所恐らくオバブでもこの仕様でした。
ただ、BD格や前派生、後派生からもキャンセル出来たかが曖昧なので今作からの変更点とします。
オバブの動画を漁って検証するのもめんどくさいですし……
まあ前作からあったかどうかの話は横に置くとこのキャンセル自体は有用なものです。
コンボ終わりにキャンセルして格闘カットのBRを防ぐのはもちろん、今作から追加された要素であるクロークから特格が出せるのも噛み合っているので、特格ヒット→特射→各種特格キャンセルでオバヒからでも十分な火力を出すことが可能となりました。
かゆい所に手が届くので知っておいて損はない仕様だと言えるでしょう。
今作での機体性能の変更点に関しては以上となります。
先に結論を書いた通りの大幅な強化です。
やれることが非常に多くなりました。
そしてここからは稼働初期の今の話をします。
この機体、オーバーリミットとの相性が非常に良いです。
なんと2日目の段階で勝率56%を叩き出すバケモノぶり。
使用率は50位程度なので環境に溢れているわけではありませんが、それでも数値は嘘をつきません。
間違いなくシステムに愛された機体と言えるでしょう。
強い運用方法としては30の爆弾前衛と2525両前衛です。
爆弾をする時は命を捨てた特攻とF覚醒の強さで相手の30を落とし、最後は相方と一緒にリミット覚醒で相手30を破壊します。
両前衛の場合は二人で相手の30に群がってハチャメチャにします。
ぶっちゃけた話をするなら、爆弾や両前衛でのリミット覚醒破壊ゲームをするならオバブの性能でも同じくらい勝てると思います。
現状ではシステムに愛されてるので雑にランクを付けるならA中堅まであると思いますが、仮にこの性能のままでオバブに居たとすればランクはBの中堅程度まで落ちるでしょう。
とはいえオバブのランクで言えばCランクだったのでかなりマシになっているとは言えますが。
まだまだイニブは稼働したばかりのゲームなのでオーバーリミットも間違いなく下方が入ると思いますし、その時にこの機体がどれくらい戦えるのかはまだ未知数です。
他の機体もオーバーリミットと相性が悪いだけでとんでもない強化が入っている機体も多そうですし、それらの隠れていた機体達とこの機体を並べたとして、自分がこの機体を選ぶかはまだわかりません。
しかし間違いなくオバブより強い、稼働初期から最後まで使う価値のある機体だと断言します。
でも出来るならもっと欲しい、さらなる強化が……
具体的にはキャンセルルートの追加とか……もっとわかりやすくヤバい押し付け武装とか……
自分は絶対にこの機体を無意味にポジキャンすることはありません。
弱い機体は弱いとちゃんと言い続けなかったからマキオンからオバブに至るまでロクな調整も入らず一部の職人がふざけて最強だのなんだの宣うゴミのような弱機体だったからです。
何がうデ最だよクソボケが死ねや
野良猫と酔いどれと青色巨星
好きなのでBLUE GIANTとぼっち・ざ・ろっく!とMyGO!!!!!の短編を書きました
「………ぶはぁっ!!」
久々の日本でオレはいつものようにサックスを吹いていた。
数日後にはソーブルーでのライブが予定されているが、それまでは何も予定がない。
空いた時間、自然と足が向かったのはやはり橋の下だった。
半袖でも大丈夫なくらいのちょうどいい気温の昼下がり、オレは練習を続ける。
(よし、さっきのフレーズをもう一度……)
またサックスへと向かおうとしたその時、ふと視線を感じて後ろを振り向く。
「あ、お構いなく~」
そこにはパック酒を握りしめてだらしなく服を着崩した女性が居た。
顔が赤らんでいる。真昼間から出来上がっている酔っ払いのようだ。
「……え?まあ、ハイ……」
(なんか……ジョーに似た雰囲気の人だべ)
お酒を飲んでいる姿もそうだが、なんとなく身にまとう空気がバンドメンバーに似ている部分がある。
特に昼間から酒を飲んでいる所はジョーと同じと言っていいだろう。
多少気にはなるが、今はサックスの練習の方が重要だ。
再びサックスに息を吹き込む。
演奏に集中していると、突然耳に楽器の音が届く。
ベースの音だ。しかしジャズではない。
思わず周囲を見渡すと、先ほどお酒を飲んでいた女性がいつの間にかベースを弾いていた。
まさか彼女も音楽をやる人間……それもベーシストとは予想外で一瞬演奏を止めてしまった。
彼女はにっと笑みを作ると、目線で演奏を続けるように促してくる。
驚きはしたものの、音を合わせるのに問題はなかった。
ジャズマンとはあらゆる音楽に合わせられるものだからだ。
それに、彼女のベースはとても上手かった。
これまで組んできたベーシストとは違うタイプ。
近い人物を挙げるならハンナだろう。彼女のように小柄な彼女からは想像できないほど大きなスケールでベースを弾いている。
そんな彼女の音に支えられ、セッションの熱が上がっていく。
そのままサックスのソロへ。
気持ち良く吹けている。
どんどん音を上げていき、そのままベースへと繋いだ。
そこでさらに予想外のことが起こった。
サックスの勢いを受け取ったのはベースではなく、ギターだった。
ギターを掻き鳴らしているのは少女だ。
真っ白な髪をした小柄な少女が、一見少女には似合わない使い古されたギターを弾いている。
またしても闖入者が現れたらしい。
これにはベースの彼女も驚いたようで、ぎょっとしてギターを弾く少女を眺めている。
オレも驚いていた。何よりも、彼女のギターソロが凄かったからだ。
そのまま彼女がギターソロを弾き切ると、自然とセッションは終わった。
「もう終わり?」
ギターの少女は物足りない様子で小首を傾げる。
「……あ!思い出した、どっかで見たことあるなって思ってたけど……SPACEの野良猫!」
ベーシストの女性が少女を指さして言った。
「知ってるの? おばーちゃんのお店」
「知ってるよ~私もお世話になったことあるしね」
「ふーん」
どうやら二人は面識がある……少なくともこのベーシストは少女のことを知っているらしい。
「あ、ごめんね? 練習してたとこに急に混ざっちゃって」
「イヤ、まあ、オレは大丈夫だけど」
会話を遮るようにギターの音が響く。
「やらないの?さっきの続き」
「続きって……」
「セッションしたい」
言いながら少女はギターを鳴らす。
「仕方ないな~」
ベーシストの彼女もそれに続いた。
流されるままにオレもサックスを吹く。
彼女達の演奏にはそういう力があった。
オレも負けてられない。世界一のジャズマンならこんな場面でも臆することはないだろうからだ。
しばらく三人でセッションを続ける。
演奏を終えた瞬間、オレの耳にまばらな拍手が聴こえた。
いつの間にか見物人が集まっていたらしい。
「いやぁ……弾いたね~」
「まんぞく」
その拍手をふたりが気にしている様子はなかった。彼女たちもそれぞれステージに立った経験があるのだろう。
気が付くと空は青から赤へと変わり、夕方になっていた。
少し冷えた風が火照った身体を撫でていく。
「あっ、もうこんな時間? おにーさん、今日はありがとね~……ほら、野良猫もおにーさんにお礼言っときな~?」
「ありがと」
「イヤ……オレは練習してただけだから。ふたりとも音楽を……バンドを組んでるのか?」
「うん。迷子のバンド」
少女はこくりと頷いて言う。
「へぇ、最近RiNGで話題になってたのは野良猫のバンドだったのかぁ。あ、私は新宿の方でバンドを組んでるよ」
ふたりともやはりミュージシャンだったらしい。
「おにーさんはアレだよね、ジャズの人だよね?」
「ああ、オレはジャズマンだ」
「いやぁ~、凄いサックスだったよ。何ていうんだろ、激しくて……」
表現を探す彼女を補足するように少女が言葉を続けた。
「青かった。青くて、大きい音」
「!」
「そうそう、そんな感じ!」
思わず驚いた。
それは、師匠や雪祈から言われた言葉と同じだったからだ。
(青くて、大きい……か)
いつの間にか少女はギターを仕舞って歩き出そうとしていた。
「バイバイ。おもしれー男」
「え……おもしれー男?」
それだけを告げると、困惑するオレを尻目に少女は歩き去っていった。
「そんじゃ私も行こうかなぁ。じゃーねおにーさん。もし次あったらお酒でも奢って~」
(やっぱりジョーみたいだべ……)
そして彼女も去り、周囲にちらほらと居たギャラリーも居なくなっていた。
(そう言えば、ふたりとも名前を聞いてなかったな……)
それに、オレのことも知らないみたいだった。
(まだまだだべ)
彼女達がオレを知らなかったのはオレがまだまだ青いからだろう。
オレがもっともっと大きく……世界一のプレイヤーになればジャズとは違う音楽をやっている人間もオレを知るようになるはずだ。
「オレは世界一のジャズプレイヤーになる」
そうつぶやき、練習を続けた。
その日の練習は深夜まで続き、その音は熱く、きっと青かった。
あの虹の先で奇跡が待ってる
俺が狂っていた作品があった。
それはTVアニメ、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会……

通称アニガサキにハマり、そのまま2期をリアルタイムで見て満足した俺は、また色々な作品を漁る毎日を送っていた。
2期の侑ちゃんの言葉を都合よく解釈し、一つのコンテンツに縛られずに色々な物に手を出すことを決めたからだ。
そして虹の先で待っていたのは、奇跡だった。
そう、奇跡とは日常にあった。
何気ない日常で、ほんの少しの奇跡を見つける……
そう、つまり……ブルーアーカイブにハマったのである。

アニガサキ2期が終わった当時はちょうどエデン条約4章が進んでいる時であり、アニガサキと平行してプレイをしてはいたのだが、自分の中で興味の比重が傾いたのは明らかにアニガサキ2期の放映後だったと記憶している。
ブルアカのシナリオが非常に優れている、クソ面白いというのはエデン条約3章から知っていたことではあった。
その上でエデン条約4章とパヴァーヌ2章を経て、さらには最終編をリアルタイムで経験したことにより完全にぶち壊された。
いや、面白すぎる本当に、シナリオの良さとそれをゲームに絡ませてくるのが上手すぎる。ゲーム体験として非常に素晴らしいものだった。
プレ先……………………
今現在もブルアカには狂い続けているが、流石に最終編当時ほどの熱量はない。
もちろんアニガサキにも全然狂ってはいるが、ある程度自分の中で考察し、結論を出して勝手に満足したので普段それを表に出すことはない。
そして今の俺はというと……
アニガサキに背中を押され、辿り着いたキヴォトスを彷徨い歩いた結果……迷子になってしまった。
しかし問題はない。
迷子でもいい、迷子のまま、進め!!!

というわけで今一番俺の中で熱いのがBanG Dream! It's MyGO!!!!!である。
より正確に言うのであれば、MyGOを含む音楽モノ、バンドモノにハマり続けている。
元々音楽モノは大好きで、昔から熱気バサラのことが大好きだったりキラ☆キラのきらりBADがいつまでも脳にこびりついていたりBLUE GIANTの映画を見て号泣したりぼっち・ざ・ろっく!をアニメ化する前から読んでいたりマシマヒメコとほわんの関係性に脳を焼かれていたりしていたわけだが。
ここからさらに火が燃え上がったのは2024年の春アニメであるガールズバンドクライを見てからだった。
ガルクラが面白かったからこそまた音楽モノ、バンドモノというジャンルを漁りたいなと思ったのである。
そして俺は何かとガルクラの引き合いに出されていたMyGOのアニメを見始めた。
さらにはオーバードライブのバンドエロゲ3作、キラ☆キラ、DEARDROPS、MUSICUS!をプレイした。
特に脳に効いたのはMyGOとMUSICUS!だった。
(ここからは当然のようにMyGOのネタバレが含まれているので、もしMyGOを少しでも見る気があるならこの先は読まなくていいです)
MyGOとはバンドリという大きなコンテンツの一部ではあるが、それ単体でも十分楽しめるタイプの作品だった。
しかし見る前の俺は「どうせバンドリだろう」という先入観があった。
当時の俺はバンドリのことをいわゆる美少女動物園的なコンテンツだと認識しており、強く悪い言い方をすれば女の子がキャッキャウフフしてるだけのコンテンツだと思っていた。
でも別にそれが全て嫌いなわけではない。きらら作品やSB69とかも好きだし。
しかしより自分好みなのはぼっち・ざ・ろっく!やガールズバンドクライの路線だ。
この2作品に共通しているのは、いわゆる美少女動物園的な作品ではなく、王道のロックンロール的な作品であるということである。
矛盾するようだが、ぼざろに関してはきらら漫画ということもあり美少女動物園的な要素が強めではある。
しかし作者がBECKの影響を受けているだけあってけいおんほど美少女美少女してはいない。アニメはともかく原作はかなり毒気が強く、キャラクターのカスみたいな言動が多くて好き。
ガルクラもそういう面が強いので俺は人として終わってるタイプのキャラが活躍する作品が好きということなのだろう。
まあとにかく、MyGOも結局はバンドリというコンテンツの一部であり、物語方面での期待をせずにいたのだ。
だが、MyGOはこれまで俺がバンドリというコンテンツに抱いていたイメージとは全く違う方向性のアニメだった。
ラブライブ!におけるアニガサキの立ち位置が近いと言える。
まず1話からして不穏、不和、ギスギス……
自分勝手な女とコミュニケーション不全の女と腹に一物抱えた女しか出てこない凄いアニメだった。
このどうしようもないメンツでバンドを組むのか?本気で??
案の定バンドは前途多難のぐだぐだも良いところだった。
というかバンドアニメなのに全然ライブしないし……
回想シーンでライブの映像は流れてはいたが、MyGOというグループがライブをするまでに7話も使うとは思わなかった。
そして初ライブは成功し、ここからバンドとして纏まって目標決めてフェスだの文化祭ライブでもやるのかな~と思っていた所であの有名な「なんで春日影やったの!?」である。
纏まったと思ったらまた崩壊してるんだが???
9話でもう完全に取り返しが付かなくなるし、本当にどうなっちまうんだよこのアニメは……となった。
マジでこっからどう話を纏めるのか見当もつかなかった。
そしてMyGOは10話で見事にどうにかしてみせた。
これまで溜めに溜めたストレス、フラストレーションを見事に爆発させて凄まじいカタルシスを産み出してみせたのである。
詩超絆は神です。
ここまでトガった構成の作品はまあ~~~見ない、よくコレをやったな……すげえよ……10話まで辿り着けない視聴者がいるのを考えた上でコレだろうからな……いやまいった、やられた、面白すぎるこのアニメ、恐れいった。
そしてMyGOをきっかけにガルパを始め、凄まじい物量のストーリーを読み漁ることにもなってしまった。
そしてガルパのストーリーの多さと濃さに圧倒され、すっかり迷子になってコンテンツを彷徨い歩いた結果、辿り着いた世界があった。
ようこそ、Ave Mujicaの世界へ。

TVアニメ、BanG Dream! Ave Mujica、大好評放映中。
Ave Musica 奇跡を日常に~
Ave Musica 慈悲を与えましょう~
……奇跡を日常に?
日常……?奇跡……?
それって…………
何気ない日常でほんの少しの奇跡を見つける学園×青春×物語RPG!?!?!?

デカグラマトン(通称デカマラ)も面白いです。
まだまだ俺がバンドリとブルアカに狂い続ける日々は続く。
永遠の一瞬一瞬を重ねれば一生
天王寺璃奈と要楽奈が好きなので短編を書きました。
ある土曜日。
ガールズバンドが集まる音楽フェスがお台場で開催されるらしいから同好会のみんなで行こう、ということになっていた。
集合場所はいつもの部室。
すこし早めに着いて、集合まで時間があったからはんぺんに餌でもあげようと思って校内を探していた時のこと。
はんぺんと一緒に遊んでいる子が居た。
真っ白な髪の女の子だ。
私と同じくらいの身長、まだ中学生くらいに見える。
彼女は慣れた様子ではんぺんの顎を擽っていた。
「……その子、はんぺんって名前なんだ」
はんぺんと遊んでいるその子に私は話しかける。
「ふーん」
白い子はこちらをちらりと一瞥すると、気のない返事を返してまたはんぺんを撫で回す。まるで猫みたいな子だな、と思う。
「私、天王寺璃奈。 あなたは?」
「楽奈」
「楽奈ちゃんって言うんだ。ここの子じゃないよね? どうしてここに居るの?」
「バンドやりにきた」
「バンド?」
「そう。 バンド」
よく見ると彼女の傍らにはギターケースがあった。
バンドをしにきた、っていうのは間違いじゃなさそう。
「……もしかして、今日のフェスに出る子?」
「うん、バンドやる」
フェスの会場は学校の近くではあるけど、どうして楽奈ちゃんは虹ヶ咲に居るんだろう?
「もしかして、迷子……? 璃奈ちゃんボード『あわわ』」
迷子の子みたい。どうしよう?私はいつものようにスケッチブックで慌てた感情を表現しながら思案する。
「……璃奈ちゃんボード? なにそれ?」
そうしていると、楽奈ちゃんが怪訝そうにこちらを見つめてくる。
確かに、知らない人からしたらこのボードも驚いちゃうよね?
私は璃奈ちゃんボードについて説明しようとする。
「えっと、これは」
―――Prrrrr―――
その時、スマートフォンの呼び出し音が鳴り響いた。
どうやら楽奈ちゃんのスマホに電話がかかってきたようだ。
しかし彼女はそれを意に介さずはんぺんを撫で回している。
「……えっと、鳴ってるみたいだけど……」
「んー」
彼女はなぜか私に向かって自分のスマートフォンを差し出してくる。
困惑しながらも、思わず電話を取ってしまった。
「野良猫!? ちょっと、どこで何してんの? もう皆集まってるんだけど!?」
「わっ」
電話を取った瞬間、ものすごい剣幕で捲し立てられる。
「……? おい、野良猫? 聞いてる? 返事は?」
「えっと……」
私は今の状況を包み隠さず伝える。
「……チッ、あの野良猫、また好き勝手……わかりました、うちのメンバーが迷惑をかけたみたいですみません」
「いえ、そんな」
電話の相手は立希ちゃんという楽奈ちゃんのバンドメンバーだった。
とりあえず虹ヶ咲まで迎えに行くから、それまで楽奈ちゃんを見張っていてと頼まれる。
電話を終え、楽奈ちゃんにスマートフォンを返す。いつの間にかはんぺんは居なくなっていた。
「楽奈ちゃん、やっぱり迷子だったんだ。でもお友達が迎えに来てくれるみたいだから安心して。璃奈ちゃんボード『にっこりん♪』」
「それ、何?」
「これは璃奈ちゃんボード。これがあれば無表情な私でもみんなと繋がれるんだ」
「ふーん」
彼女はそういうと、ギターケースからギターを取り出した。
「ギターと同じようなもの?」
自分を表現するって意味では間違っていない、かな?
「うん、そうなんだ」
「ふーん」
楽奈ちゃんはそのままギターを弾き始める。
「雲間をぬって、きらり、きらり~…♪」
すごい。上手な演奏。
弾き語り、っていうのかな?歌ってるのはなんて曲だろう?とっても良い曲だと思う。
「良い曲だね。なんて曲?」
「春日影」
そのまま楽奈ちゃんの演奏を聴いていると、向こうから人が近づいてくるのが見えた。
「居た、楽奈ちゃん……!」
「あっ、野良猫!……すみません、迷惑をかけてしまって」
近づいて来たのは楽奈ちゃんのバンドメンバーの人達だった。
頭を下げている子が立希ちゃんかな?他にも何人か、バンドメンバーみんなで来たみたい。
「ううん、大丈夫。ギターも聴かせて貰ってたし。気にしないで。璃奈ちゃんボード『にっこりん♪』」
「……璃奈ちゃんボード?はぁ……?」
立希ちゃんが怪訝そうな顔をしている。私は楽奈ちゃんにした時と同じように説明をしようとして……
「あーっ!そのボードってもしかして……スクールアイドルの天王寺璃奈ちゃんじゃん!本物だ!」
説明を遮られた。私のことを知ってくれている人が居たみたい。私と似たような髪の色をしてる子だ。
「愛音ちゃん、知ってるの……?」
「知ってる知ってる!仮面被ってライブしてる変わった子でさー、かわいいんだよねー!」
知って貰えてるのは嬉しいけど、少し気恥ずかしい。
「ライブ見てくれてるの?嬉しい。璃奈ちゃんボード『てれてれ』」
「……楽しそうに話してるのもいいけど、そろそろ向かわないとまずいんじゃない?」
「えー、まだ大丈夫でしょー?もー、そよりんってば心配性なんだからー」
「……そよりんはやめて」
この愛音ちゃんって子は人をあだ名で呼ぶのが好きみたい。かすみちゃんや愛さんみたいな感じなのかな?
「えっと……ありがとうございました。私達、迷子のバンドっていいます……よ、よかったらフェス、見に来てください……!」
自信なさげな子……スクールアイドルをはじめる前の私みたいな子が、そう言って頭をさげてくる。
「迷子のバンド……わかった、友達みんなで見に行くね」
どんな音楽を奏でるのかわからないけど、きっと良いバンドなんだろうな。
迷子のバンドがフェスに向かうの見送ると、ちょうど同好会のみんなと集まるくらいの時間になっていた。
「雲間をぬって……♪」
楽奈ちゃんの歌っていた春日影を口ずさみながら、私はみんなの待つ同好会へと足を運んだ。
内臓をひっくり返す
2024年の10月4日。
俺は30歳となる誕生日を迎えた。
そう、俺は30歳になった。
30歳、30歳かぁ……
自分はオタクであると自覚したのが中~高校生くらいの時なので、かれこれ人生の半分以上をオタクとして過ごしてきたことになるだろう。
そして俺は死ぬまでオタクであり続けると思う。
ぶっちゃけて言えば俺はそこまで自分の年齢というものをそこまで気にしていない。
今更何も取り繕うものもないのでぶっちゃけて言えば
俺は社会不適合者寄りのカスだからだ。
世間一般でいう30歳というものは立派な大人だろう。
しかし俺に大人しての常識やマナー、態度は全くと言っていいほど身についていない。
それは俺がカスだから。
なぜ大人らしく振る舞わないのか?と問われてもその答えは先程の「それは俺がカスだから」の一言で終わる話だ。
ここで思考停止しているからカスなのであって、説教やアドバイスは求めていない。どうせ俺は聞いても聞き流すし説教するだけ時間の無駄なのでしないほうがいい。
説教を通じてマウントを取りたいのなら別にしてくれても構わない。
ここまで自分のことを散々カスだのなんだのと言ってきたわけだが、俺は自分のそんなカスな所も含めて自分の事を認め、肯定し、愛している。
この記事のタイトルはブルージャイアントの台詞から取ってきたものだ。
もうここまできたら俺はさらに自分をさらけ出してみようと思う。
しかし普段使っているTwitterでさらけ出したら流石に目に余ると思うのでさらけ出すのはこのブログと、後は鍵垢だけにしようと思う。
これが鍵垢のアカウントね
@EilanyaIsGod
俺に興味のある人間だけが俺のよりしょうもない部分を見るべき。ゾーニングってやつ。
30歳にもなってこんなブログを書いているような男のアカウントなのでしょうもなさは保証する。
10年後もこういうブログを書くことに抵抗の無い人間であれたらいいな。
スマブラSPの競技シーンを見よう
スマブラSPの競技シーン、マジで面白いので見て欲しい。
俺と一緒に10/7と10/8に行われる日本最大クラスのオフライン大会、篝火#11を見て盛り上がろう!
このブログで言う「スマブラの競技シーン」とは基本的に「日本のスマブラSPでの競技シーン」のこと。
SPというタイトルに限らず、スマブラというゲームで遊んだ人間は非常に多いだろう。
もちろん自分で遊ぶのが最高に面白いゲームではあるけれど、誰かが遊んでいるのを見るのも最高のゲームだと思う。
スマブラの競技シーンの良いところとして
・若者が強い
・1強というようなキャラが居ない
・誰が優勝するか読めない
・日本は特にレベルが高い
というのがある。
2023年現在、日本最強と言われているプレイヤーは競技シーンにおける最年少と言っても良い2006年生まれのプレイヤーである、あcola。
日本に限らず海外でも若者が強く、現在世界最強と言われているSparg0というメキシコのプレイヤーは2005年生まれであり、16~18歳辺りの神童と呼ばれる若き強豪が世界中に存在する。
有名なザクレイやMkLeoもかつて神童と呼ばれていた。
おじが強いと言われがちな格ゲーとの対比的な部分であり、若者が強いゲームは常に新しいプレイヤーが入っているということなので界隈が盛り上がっていることがわかる。
キャラクターのバランスがよく、本当に色々なキャラがトーナメントで活躍するのも特徴であり、後述する優勝するのが誰か読めないことにもこれが繋がっている。
バランスが良いと言っても比較的に弱いとされているキャラは居るし、そういう弱いキャラクターはぶっ壊しキャラであることが多いので大会の終盤に出てくると大いに盛り上がる。キングクルールとか。
自分の好きなゲームのキャラクターを使っているプレイヤーを注目するのもオススメ。
先程書いたように圧倒的な最強プレイヤーは居るが、その最強プレイヤーが負けるような強豪も多く、優勝候補と呼ばれるプレイヤーが早々に敗者側に落ちて敗者側が地獄絵図になるのもよくあること。
あcolaやSparg0もその例にもれず、TOP8に残らず敗退することも珍しくはない。
その大会で活躍する台風の目のようなプレイヤーが現れることも多く、これまで無名だったプレイヤーが突如として最強になったり、古くからのプレイヤーが過去の全盛期を思い出させるような大活躍をすることもあるのもスマブラの競技シーンの魅力。
そして何よりも大会のレベルが高く見応えがあるのが日本のスマブラ競技シーンの魅力。最上位だけ強いわけではなく、最上位勢がワンチャン負けるレベルの上位勢がゴロゴロ居るのが日本のスマブラ。そのこともあって大型大会は結果が荒れがちでアップセット、番狂わせがおこりがち。
個人的な見解ではあるが、仮に日本勢VS海外勢で10on10のチーム戦をやった場合、勝つのは日本勢だろうと言えるほど日本はレベルが高い。
ちなみに筆者はいわゆるザクレイキッズ。
なのでザクレイのするスマブラが大好きだし、とりあえずみんなザクレイの大会での活躍を見るべきだと思っている。
大会における基本的な知識とか用語とか
ぶっちゃけここは読み飛ばして貰って構わない。何も知らなくても見てるだけで面白いので……
大会動画を見る上で抑えるべきと思う事を適当に書いていく。
所詮筆者も大会は見る専であって参加したことはないので細かい間違いとかはご容赦いただきたい。
大会のルール
アイテム、チャージ切り札無しのダブルエリミネーション(ダブルイリミネーション)方式のBO3、もしくはBO5が一般的。
タイムアップした場合はストックの多い方が勝ちとなる。両方ストックが同じなら%が低い方の勝利。
BO3とはベストオブスリーのことであり、先に2回勝った方が勝ちとなる。
BO5の場合は3本先取となり、大型大会の決勝は基本的にBO5となっている。
負けた側がステージを選ぶというルールから、1本目を取ることが特に重要とされている。
BO5などでお互いに2本取っている状況はフルセットと言われている。
先に2本取られた側が3連勝して逆転する事はリバース3-0と言われる。
ダブルエリミネーション(ダブルイリミネーション)方式とは、勝者側と敗者側に分かれてトーナメントが進んでいく形式のこと。
勝者側決勝をWF(ウィナーズファイナル)、敗者側決勝をLF(ルーザーズファイナル)と呼ぶ。
WFで勝ったプレイヤーとLFで勝ったプレイヤーが最終的に戦うのが
GF(グランドファイナル)である。
GFでは、WFを勝ち上がったプレイヤーが勝った場合はそのまま優勝。
LFを勝ち上がったプレイヤーが勝った場合はGFリセットとなり、もう一度BO3、もしくはBO5を行う。
プレイヤー名の前にアルファベットや数字がある
例として、
GW|ザクレイ、DFM|ザクレイ、R2G|かめめ
など。名前の前にあるのは所属するチーム名を表している。
このようなプレイヤーは基本的にプロと考えて良い。
時期によって無所属だったり所属するチームが変わっていたりする。
数年前は無所属の強豪プレイヤーも多かったが、最近では大会で優勝するクラスのプレイヤーは大抵プロチームに所属している。
ポップオフ
プレイヤーが勝った時に取る印象的なリアクション。たぶんスマブラの競技シーンでしか使われていない単語。
椅子から飛び上がる、静かにガッツポーズを取るなど選手によって違いはあるが、普段冷静なプレイをしているプレイヤーが熱くなってポップオフをする場面は大会でしか見られない熱い瞬間。
実際に大会の動画を見る
百聞は一見にしかずということで、俺がスマブラの競技シーンを見る切っ掛けになった動画を貼ることとする。
40分近くある長い試合ではあるが、展開が目まぐるしく変わるので見てて退屈はしないと思う。
この動画に出てくるザクレイとしゅーとんはどちらもSPの発売当初から今に至るまで競技シーンの最上位を走り続けているプレイヤーであり、その強さ故に数々の大会で優勝争いをしている。
ウメブラSP5においてはWFをフルセット、GFでフルセット、GFリセットでフルセットと特に実力伯仲での試合を繰り広げている。
スマブラSPの競技シーンを語る上でかかせないプレイヤー達であり、大げさではあるが、彼らの戦いは聖戦と言われることもある。
競技シーンを楽しむ上ではプレイヤー同士のそういった因縁や関係性を知るのも面白いと思う。
オススメの大会動画
俺が見て面白いと思った試合を羅列していく。
これを全部見ていると膨大な時間がかかるし、軽い解説を後で書いてはいるが、そちらでは勝敗の結果も書いているのでネタバレがイヤな人は解説を読まずにそのまま動画を開いて見て欲しい。
篝火#10 ザクレイVSへろー
この二人は過去の篝火で対戦したことがあり、その時もザクレイが勝利している。
文脈として、WFには現在日本最強であるあcolaが勝ち進んでいる。
これまでザクレイとあcolaの対決は実現しておらず、前回大会では惜しくもザクレイがあしもに破れてしまい、あcolaに辿り着く前に敗退してしまった。しかしこの戦いにザクレイが勝てば、ついに最強VS最強が実現する。
海外から多数の強豪プレイヤーが来日したこともあり、過去最高クラスに盛り上がった篝火#10。勝者側決勝でザクレイとあcolaが戦うかどうかが決まる極めて重要な1戦。
ザクレイは自分の有利な状況を維持する力、へろーは読みの鋭さなど、この試合は二人のそれぞれの強みが存分に出た試合であり、特に5本目の試合は一時たりとも目が離せない。ラストストック同士、2度の撃墜演出を乗り越えてへろーを打倒し、あcolaの待つWFへと進むこととなった。
最初に紹介するのはウメブラSP5のGFかこの試合かで悩んだレベルの名試合。
九龍#5 しゅーとんVSミーヤー
九州の大型大会、九龍の3連覇を狙う神童ミーヤーVS九州の王しゅーとんの対決。
誰がこの連覇中の神童ミーヤーを止めるのか……というほど圧倒的な強さを誇るミーヤーを相手にリセットし、フルセットの激闘を経て九州の王に返り咲くしゅーとんという構図が熱い。
九龍という大会は実況も観客も日本の大会では他に類を見ないほどの盛り上がりを見せており、今回は遠征してきた海外勢の参加などもあり歴代一盛り上がった大会と言って良いだろう。
この凄まじい盛り上がりを見せる九龍特有の空気が好き。
篝火#4 がくとVSしゅーとん
ルーザーズで行われた試合ということもあり、負ければどちらかが敗退するということもあって、GFのような勝てば優勝という状況ではないが魂のぶつかり合うような試合を見せている。
がくとが飛び上がるポップオフが非常に印象的。
JAPAN24 かめめVSツバキ
こちらもルーザーズで行われた試合。
かめめというプレイヤーは前作から活躍している古株ではあるが、ツバキというプレイヤーはこの大会で特に活躍し、いくつものフルセットを勝ち抜いた若き強豪。
メインキャラクターであるソラを破られたかめめが、サブキャラのシークで流れを変え、最後は魂の乗った元メインキャラクターであるロックマン、それも最後はこれまで何度も決めてきたコンボであるメタルブレード落としからのロックアッパーのコンボを決めて勝つという、アニメや漫画のような劇的な勝利をした名試合。
篝火#8 あばだんごVSしゅーとん
前作から活躍しているものの、持ちキャラがナーフされがちで最近は結果を残せずにいたあばだんごがメインキャラにメタナイトを据えて挑んだのが篝火8。
ミーヤーという神童に破れたもののルーザーズを勝ち上がり、
かめめ、ヨシドラ、プロトバナム、KENと言った誰が優勝してもおかしくないような強豪達を乗り越え、GFに挑む最後の壁として立ちふさがったしゅーとんとの試合。
あばだんごはこの後のGFでミーヤーにリベンジを果たせず惜しくも敗れるのだが、この大会の主役は間違いなくあばだんごだったと言えるだろう。
第29回スマバトSP あcolaVSミーヤー
両方とも同じ時期に頭角を現しはじめた神童同士の対決。
この二人は同じチームに所属していたという過去もあり仲が良く、色々な大会で優勝を争う事となる。この二人の対決は新時代のザクレイしゅーとんと言えるだろう。
九龍#7 かめめVSあしも
とにかく音割れが凄い。
だがそれも納得出来るほど一進一退の攻防が繰り広げられる名試合。
特に最終戦のラストストック、お互いに100%を超えて撃墜勝負になった時のヒリつきがたまらない。もはや何を言ってるか聞き取ることが不可能な実況の熱も相まって最高に熱い戦いになっている。
マエスマTOP#14 りぜあすVSスノー
GFでもないのに合計30分という長時間の試合。
最終戦を除いてどの試合もタイムアップが見えるようなジリジリとした戦いが楽しめる。
特にりぜあすというプレイヤーが他のプレイヤーには見られない、異様とも言えるプレイスタイルであり、フルセットでは彼が立ち回りをガラっと変えたことによってこれまでのジリジリとした戦いから一気にゲームスピードが変わり、あっという間に決着がついている。
おわりに
というわけで見て欲しいと思った名試合を貼り続けてきた。
今回紹介したものは過去の大会での結果なので、どちらが勝つかは知ろうと思えば知ることが出来るものだ。
でもやはり物事は先がわからない方が面白いと思う。
俺がよくTwitterのTLで発狂しながら「◯◯最強!!」と呟いているのはそれが一番面白いからだ。
ぜひ次の篝火#11で俺が感じたような面白さや興奮を感じてもらいたい。
いつか、同じ夢の話をしよう(中編)
前回の続きです。
というわけで、前回に引き続きアニガサキの感想やら考察を垂れ流して行こうと思う。
今更言うまでも無いかもしれないが、こじつけだろってレベルのオタク特有の決めつけが多いので注意だ。まあこの点に関しては、前回の記事も読まずにこの記事を読むオタクも居ないだろうし、問題はないだろうけれども。
まずはじめに、このアニメにはいくつかテーマがあると思っている。
具体的には
- やりたい、なりたいと思った時に夢は始まる
- 自分の本当の気持ちを我慢してはいけない
- 進み始めたのなら止まってはいけない
- 見ている夢は違っていても一緒に進むことは出来る
と言ったものだ。
上に書いた事はこの先ちょいちょい引っ張ってくるので、記憶の片隅にでも置いといて欲しい。
さて、アニガサキが非常に丁寧に作り込まれたアニメということは前回の記事でも書いたことだ。
このアニメはとにかく、制作側がアニメ作りに慣れてるな、と思う部分が多かった。
アニガサキにはいわゆる「特殊ED」が存在しない。どの回でもOPの「虹色Passions!」とEDの「NEO SKY, NEO MAP!」が流れる。
唯一の例外となるのは第一話のみとなる。第一話だけ、「虹色Passions!」は流れない。
その代わりに流れるのが優木せつ菜の楽曲である「CHASE!」だ。
「CHASE!」の歌詞は、「やりたいことがあったら迷わず走れ、夢を我慢するな」といった風の歌詞だ。
これはこのアニメのテーマとも合致しており、アニガサキという物語を始める為の歌としてはもって来いと言えるだろう。

ライブシーンのここすき
アニガサキが丁寧に作られた話というのは何度か語ってきたことだが、それはこのシーン一つをとってもそうだ。
主人公である侑ちゃんは、なんだかライブ会場が盛り上がってて面白そうという理由だけで、ライブ会場に走っていく。そしてたどり着いたライブ会場で優木せつ菜というスクールアイドルに魅了され、そこから一気にスクールアイドルという世界にハマっていく……
高咲侑というキャラクターの好奇心の強さ、行動力の高さをよく描いていると思う。
それこそ、「CHASE!」の歌詞のように走り出したのだ。
アニガサキはこういった比喩や揶揄を至る所に散りばめている。
物語を描写する上で、こういった「遊び」というのは余裕がないと作れないものだ。
アニガサキには特殊EDがない。
特殊EDや特殊OPの強さについてはオタクはよく知っていることだろう。
例えば、バトルモノの最終話でOPを流さず、ラスボスとの最終決戦で流す。
第一話のEDにOPを持ってくる。
そういった演出だ。
しかしアニガサキはそういった演出を全く使わなかった。
それこそ、第12話や最終話などはめちゃくちゃに強い挿入歌が流れるのだから、それをEDの代わりにしても良いと思う。
だが、アニガサキはそうしなかった。
特殊OPやEDというものは、燃える演出、粋な演出という意味以外にも、そこでOPやEDを流している分、尺を長く使えるという利点がある。
アニガサキは1クールで9人のスクールアイドルを描写するというその物語の構成上、OPとED以外で必ず曲を流す、尺を取る時間が存在する。
時間で言えば1分半やそこらだろうが、OPやEDで必ず使う尺があると考えるとどうだろう。
OVAでもない地上波のアニメに許された時間は、約25分だ。
そこにOP、ED、挿入歌、次回予告なども合わせた場合、消費する時間は5分程度だろう。
残った時間は20分である。
キャラクターの多さなども考えると、少しでもアニメ本編の描写に時間を割きたいと思うのが普通だ。
だがこのアニメは、この限られた時間でキャラクターの魅力を存分に描写し、比喩や揶揄を散りばめるという余裕まで見せている。
それはアニガサキという物語が非常に優れたバランス感覚の上で計算され、作られた物語であることの裏付けと言えるだろう。
するべき描写の取捨選択が非常に上手いのだ。
例えば、音楽を題材にしたアニメには必ずと言っていいほど出るであろう、作曲や作詞は誰がどうしてるの、といった描写。
アニガサキにおいては一切そういった描写はない。
※アプリ、「スクスタ」に於いては、主人公である「あなた」が全体曲を作っていたりする。
スクールアイドルという以上学生でもあるのだから、授業の描写などがあってもいいかもしれないが、それもフレーバー程度である。
せいぜいあるのは中間テストで「中須かすみ」が「22点」という凄まじい点数を叩き出した描写くらいだろう。

※22というとんでもない点数を見て作中一番と言っていいほど感情が出ている天王寺璃奈
このように、最低限の描写だけでも、物語はきちんと進むのだ。
それは言ってしまえば、現代社会ではない剣と魔法のファンタジー世界でのインフラはどうなってんの、みたいな話と同じだろう。
ファンタジー世界であれば、その世界の深みを増すためには必要な描写だと言える。しかし、ドラクエのようなRPGで下水道の話をされたってどうでもいいのだ。
ラブライブ!シリーズに男性キャラクターがほとんど登場しないのも、別に居なくても話が成立するからだ。
スクスタなどで語られているキャラクターの設定描写も、色々なものがカットされており、それは例えば愛さんの実家がもんじゃ焼き屋だったり、桜坂しずくが実は1年生でありながら転入生であると言った事、エマ・ヴェルデがスクールアイドルオタク枠だったりすることなどなど……
アニガサキはその優れたバランス感覚による取捨選択によって、最低限の時間で最大の描写をし続け、比喩や揶揄を詰め込む時間を生み出したのだと言える。
アニガサキに散りばめられたその比喩や揶揄、伏線と言い換えても良いが、それは非常に多い。
いい意味で気持ち悪いほど多い。日常描写に限らず、ライブシーンに至るまでそれはあり、わかりやすいもので言えば標識や横断歩道の信号の色、わかりにくいもので言えばライブシーンの背景に写っている花の花言葉に至るまで様々だ。
面白い作品は何度見ても新しい発見があるものだが、アニガサキは見直す度にそういう比喩や揶揄が見つかる。
もちろんオタクの無理矢理なこじつけ、いわゆるフロム脳のような部分も否定は出来ないのだが、アニガサキほど作り込まれたアニメだったなら「これも意図した描写なんじゃないか」と思える。
そういった部分もこのアニメの魅力と言えるだろう。
そしてこのアニメは、最近のアニメで言えば、「鬼滅の刃」や「無職転生」「呪術廻戦」のような作画の良さは無い。
だが、作画崩壊を起こしているようなこともなく、全編通して作画は安定している。
ライブシーンには気合が入っているし、ライブシーン以外の描写でも、キャラクターの顔面が崩壊しているという事は殆どない。(殆どないというだけで、ちょっと怪しいなと思うタイミングはあるが、それでもその回の一番重要な部分はきちんと描かれている)
アニガサキは「省エネ」をするのが非常に上手いのだ。
これも取捨選択が上手いからこそ出来る芸当と言えるだろう。
そして重要なのは、省エネをしているからと言って、手を抜いているわけではないということ。
会話パートなどのキャラクターをあまり動かす必要の無いシーン、止め絵演出をするシーン……それらのシーンに比喩や揶揄を入れることによって、物語の深みや説得力を増す事に成功しているのだ。

※これは朝香果林というキャラクターが実は勉強が出来ないポンコツタイプのキャラであることを描写している。「応援」の「援」が書けず、ひらがなで「えん」と書いてある。
作画コストや物語に使える時間など、使えるリソースを計算しきって丁寧丁寧に作られたアニメが、アニガサキなのだ。
少し話は変わるが、今の社会そのものが正常には回っていないのは皆が肌で感じていることだと思う。
この記事を書いている今でさえ、コロナによる緊急事態宣言が出ており、それはアニメ制作に於いても多大な影響を出している。
コロナの影響で制作進行に遅れが出て、放送を延期すると言った話はよく耳にしたことがあるだろう。
アニガサキに限った話ではないが、そんな中、予定通りに放送し、尚且つクオリティを落とさず最後まで放送しきったという事実がそもそも凄いのだ。
さて、アニガサキというアニメが非常に良く出来ている、というのは延々と綴ってきたことではあるが、次はこの物語がどのような作られ方をしているか、という話をしようと思う。
これは全ての回に当てはまるということではないのだが、例えば、その回で解決すべき目的、大目標があるとしよう。
3話の大目標は、「優木せつ菜も一緒にスクールアイドル同好会を復活させる」というものだ。
これは物語の大筋であり、この回はこれをどのように解決するか、というのを描写していくことになる。
その上でもう一つ問題が発生している。
一見本編と何ら関係のないものに見える問題だ。
それは、学園内に野良猫が住み着いているようなので、それをなんとかする……という、優木せつ菜の、生徒会長である中川菜々が解決すべき問題だった。
3話は同好会が復活する重要な回でもあるが、優木せつ菜というキャラクターを描写する個人回でもある。
住み着いている猫をどうするのか?というシーンで、優木せつ菜というキャラクターがわりとポンコツ気味であることが描写される。
生徒会長自ら、ジャージ姿で猫を追い回し、草や土で服を汚して泥臭く猫を追い詰める、という描写である。
生徒会長なのだから、自分でわざわざそんな必要をする必要がないにもかかわらずに。優木せつ菜が無駄にアグレッシブで非効率的な行動をとりがちというキャラクター紹介をここでしている。
しかし、だからと言って柔軟性がないというわけではない。
いわゆるお硬い生徒会長キャラクターではない、話がわかる人物ではあるのだ。
飼うのが不可能だからといって、校内に住み着いた猫を追い出したりすることはなく、猫に「生徒会お散歩役員」などという肩書を与え、野良猫を学校の1員として認め、住むのを良しとしたのである、
「これは屁理屈だけど、良い屁理屈だよね」とは愛さんの言葉だ。
3話に於ける少目標はこのように、屁理屈によって解決される。
そして大目標の解決方法もまた、屁理屈だった。
それは侑ちゃんが語った、「ラブライブに出る事によって問題が起きるなら、別にラブライブに出なくてもいいじゃないか」という屁理屈だ。
ここで、前の記事で語った「整合性ポイント」について書こうと思う。
ご都合主義的な描写に頼らなければストックされるというのが整合性ポイントだ。
大目標を解決する前に、少目標を解決する描写する。
少目標を解決した時と同じような方法で大目標を解決することによって、そこには繋がりが発生し、論理性が見えるようになる。
論理性があるという事は、物事を突拍子もない手段、ご都合主義に頼らずに解決出来ているということだ。つまり、整合性ポイントを溜めて、物語に説得力を出すことが出来るのだ。
アニガサキは度々このような手法を取り、物語全体の説得力を高めている。
言ってみれば暗喩や比喩も、「これからこんな事が起こりますよ、起こってますよ」というメッセージだ。事前に伝えることによって、こちらの心理的にも受け入れやすい状況を作りだし、それがさらに説得力や納得を生み出している。
説得力を生み出す方法というのは他にもあり、伏線を回収するのもそれにあたるだろう。
最終話でそれぞれのメンバーがやったライブステージ案の大元は、4話でかすみんが「どんなライブがやりたいか」という議題を出した時に、メンバーが発言していたことだ。
エマの「皆と輪になって踊りたい」、しずくの「ライブの途中でお芝居を挟みたい」、彼方の「お昼寝タイムが欲しい」
と言った内容は、そのまま最終話のスクールアイドルフェスティバルでそれぞれ話した内容の通りのことをしている。
このような積み重ねが、アニガサキという物語に深みを与えているのだ。
さて、アニガサキという物語の世界を一言で言うのならば、「優しい世界の優しい物語」と言えるだろう。
このアニメには基本的に悪意のある人物は存在しない。多少の例外……かすみんが悪戯をするようなことはあっても、本気で悪意のある描写(学校ではよくあるいじめ、こちらの話を聞こうともしない障害となるキャラクターなど)は存在しないのだ。
そして大きな理不尽もない。現実的な話として、「そういうこともあるよね」と納得出来る範囲のことしか起こらない。
そして、物語を進める上で発生する問題や理不尽も、上に書いたように、小さな問題を先に起こす事によってクッションとしての役割を果たしている。
最終話のスクールアイドルフェスティバルは虹ヶ咲学園だけでなく、他校や学校以外の施設を巻き込んだ大きなイベントだ。
それもなんのノウハウもない初のイベントであり、やはり問題は起こってしまう。
その時に起きた問題は、「機材トラブル」と「突然の雨」だ。
どちらも現実の世界でよくあることだろう。
機材トラブルの方は天王寺璃奈という有能キャラクターが無事に解決する。
しかし、突然の雨は、降っている間は為す術もなく、ただただ時間だけが過ぎていく……
それを解決する……というか、盛り上がる演出の為の踏み台として使うには、安易な道が存在していた。
アニガサキは、そのタイトルに「虹」を冠している。
雨と虹とくれば後はもう、奇跡が起きて晴れて虹が架かるという、コッテコテの演出をすれば間違いないだろう。
何ならラブライブ!2期の1話で穂乃果が「雨、やめー!」と言って、空が晴れた時のオマージュとして、そう演出するのが、ラブライブ!シリーズとして、アニメとしてわかりやすいだろう。
実際、アニガサキはそれをしても問題ないほどの整合性ポイントは溜めていたと思った。最後だけご都合主義だったね、でも終わりよければ全て良しじゃん、と、視聴者が思えるくらいには溜めていたと、俺は思っていたのだ。
だがアニガサキはそうしなかった。
雨は止まず、ステージを使っても良い時間はとっくに過ぎてしまった。
しかし、時間を過ぎても、観客はステージから居なくなっていなかった。
生徒会の副会長が学校側に掛け合って、あと1ステージだけ出来るように動いていたからだ。
そしてスクールアイドル同好会のメンバーは、会場に向かって走り出したのだった。
……これは安易な奇跡ではなく、人間の努力や善意による結果だ。
天王寺璃奈が、そのスキルを持って機材トラブルを解決したように、人間が行動したからこその結果だ。
それを裏付けるように、ダイバーシティに聳え立つユニコーンが、サイコフレームを共振させる。このアニメがサンライズが関わっているという理由でのみ成立する、卑怯極まりない演出だ。

この機体……ユニコーンガンダムは「可能性の獣」と呼ばれる事もある機体だ。
ユニコーンの作中で語られたセリフに、こんなものがある。
『人間だけが神を持つ。今を超える力、可能性という内なる神を』
OVAのユニコーンガンダムの最終話のサブタイトルが「虹の彼方に」である事も考えても、この演出は卑怯すぎるだろう。
理不尽なことがあっても、人は乗り越えていけるのだと示してきた。
そしてアニガサキは……
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーは、安易な奇跡により虹を見るのではなく……
真っ黒な夜空に、自分達の虹の輝きを写して見せたのだった。
というわけで中編終わりです。
本当は前編後編にするつもりだったけど、何かここで一旦区切りつけたほうがいいかな~って気分になってきたのでここで区切る事にします。
さて、この後に及んでまだアニガサキを見ていないのにここまで記事を読んだ人間が居るとは思えないが、もし居るのなら即刻見て、俺とアニガサキ考察バトルをしないか?
私と一緒に、夢を見ませんか?(カギ爪の男)
次の後編で一応終わる予定です。
アニガサキはガン×ソードだった、みたいなトンチキな理論を振りかざしつつ、どういう物語だったのかを書きたいと思っているので、皆読んでね!
何か満足しちゃった。